あさりを砂抜きするため塩水に入れて冷蔵庫保管しているうちに、見たらあさりが半開きになっていることがあります
死んだあさりは食べると食中毒の症状が出たり危険です
「あさりは冷蔵庫に入れると死ぬの?」
「半開きのあさりは食べられる?」
「正しい砂抜き方法は?」
「スーパーのパックのまま冷蔵庫入れても大丈夫?」
など、あさりを安全に食べられるようにまとめました!
あさりの調理で不安があればぜひ参考にしてください
あさりは冷蔵庫に入れると死ぬ?
あさりの活動水温はだいたい20℃前後です
冷蔵庫の温度(3~6℃)は温度が低すぎるため、あさりは仮死状態になってしまいます
仮死状態なので死んではいません!
常温の水に1時間浸しておけば、仮死状態から目覚めます
半開きになったあさりは食べられる?
水に入った状態のあさりを、ゆすったりガシャガシャ混ぜたりしてみてください
衝撃で驚いて口を閉じれば生きています=食べられます!
口が閉じなかったり水管が出たままだったりするものは死んでいますので取り除いてください
死んだあさりを食べてしまうと『貝毒』で食中毒のような症状を引き起こします
加熱しても毒は消えません
死んだあさりは大変危険なので絶対に食べないようにしてください!
正しい砂抜き方法
スーパーで販売されているあさりはすでに砂抜きされていますが、すべてのあさりは調理前に砂抜きすることをおすすめします
- ①海水程度(およそ3%)の塩水を準備する
200mlの水に対して、6gの塩を溶かします
- ②タッパーやバットにあさりを重ならないように入れる
重なったあさりは酸欠になってしまう可能性があるため
重ならないように入れてください - ③あさりに準備した塩水を注ぐ
塩水はひたひたに、あさりが少し出るくらいで大丈夫です
- ④ラップなどで蓋をする
あさりが塩水を吐くことがあります
- ⑤アルミホイルで覆って光を遮り、2~3時間置く
夏場など室温が高い時は冷蔵庫に入れてください
- ⑥調理前にあさりをこすり合わせるように流水で洗う
その際に死んでるあさりがないか必ずチェックをしてください
砂抜き後、すぐに使わない場合は新しい塩水に入れてふたをしないで冷蔵庫に保管してください
あさりの保存方法・保存期間
あさりの保存方法は、購入方法によって異なります
それぞれの場合について紹介します!
スーパーで水なしの状態でパック販売
スーパーで水なしの状態でパックされているあさりは、すでに仮死状態になっています
すぐに使用しない場合は、4℃以下で保管する必要がありますので、そのまま冷蔵庫のチルド室に入れてください
5℃以上になってしまうと活動が再開してしまうので、水なしの状態では酸欠で死んでしまいます
消費期限はパックの記載を守ってくださいね
お店で塩水に浸かった状態で販売
あさりは塩水に浸かった状態で販売されていることが多いですね
密封状態でパックされているものは酸欠になってしまうので、梱包から出して砂抜きをしてから塩水に漬けなおしてあげてください
できれば当日中に食べることをおすすめしますが、翌日まで冷蔵庫保管でも大丈夫です
その場合は酸欠を防ぐために『ふたをしないで塩水に浸して冷蔵庫』保管してください
また、できれば温度が高めな野菜室での保管をおすすめします
潮干狩りなど砂抜きしていない状態
潮干狩りで捕ったあさりは帰ったらまず砂抜きをしてください
通常2~3時間置くところを、半日程度置いておきましょう
できれば当日中に食べることをおすすめしますが、翌日まで冷蔵庫保管でも大丈夫です
その場合は酸欠を防ぐために『ふたをしないで塩水に浸して冷蔵庫』保管してください
また、できれば温度が高めな野菜室での保管をおすすめします
まとめ
冷蔵庫に入れておいて半開きになってしまったあさりは、仮死状態になっています
目覚めさせて美味しくいただきましょう♪
調理前に死んだあさりが混ざっていないかのチェックは忘れずにしてくださいね!
画像はうちでよく作る『あさりのバターしょう油蒸し』です
酒蒸しじゃないので子供でも食べやすいですよ
下にキャベツや人参、きのこなど一緒に蒸しちゃいます!